35歳の転職ガイド

1.転職希望者が集中する年代

 大手人材紹介会社であるリクルートエージェントのデータによりますと、同社の登録者のうち31歳から35歳の層が最も多い30%強であるとしています。特に35歳ともなると、万が一会社が傾き転職を余儀なくされた時果たして転職できるだろうか、といった不安を抱えるようになってきます。40歳以上になると更にそうした傾向は顕著になります。嘗て35歳は転職限界年齢といわれていました。それが今はリーマンショックから立ち直り景気回復基調のもと、40歳以上も十分転職可能といわれるほど市場の様相を呈しています。
 とはいっても、いつ景気状況が下降に傾くか、地球規模で市場が動く中では誰も予測することができません。そうなれば35歳転職適齢期(限界年齢)時代が再来する日も遠くはないかもしれません。
 そういった意味からも35歳が転職勝負の年といった思いと、転職平均年齢である28歳を7年程過ぎ、更に高度なスキルが定着し、幾つもの実績を持った中で、更なる高みを目指す年齢として35歳は一つの分岐点となる年齢でもあります。

 

 

 

2.最後の転職

 35歳の転職を最後の転職と考える人が多いのは、先述したようについこの間まで35歳が転職適齢期といわれていたということと、35歳以降の転職市場の先細りが挙げられます。
 会社の将来が危うい。このままいけばいつリストラされるかもわからない。その時にはもう35歳を当に超えてしまっている。等といった会社への将来の不安感から転職に向う例が多い35歳にあって、今後もまた転職を、等と不安の上に屋上屋を重ねることなど考える筈もありませんから、まさにこれが最後の転職といった感覚で臨むことが大切です。
 それでは35歳の転職を最後の転職とするために、後悔しない、心掛けるべきポイントをいくつか挙げてみましょう。

 

 

 

1)ニーズを的確にとらえる。
 35歳といえば既に高いスキルを有し、バイタリティーも、更に上行く向上心も、役員候補としても中途採用市場では注目される存在です。そのため求人企業の情報や応募資格、要望等を的確に把握し、それに向かって臨むことが必要となります。そのためには求人企業の要望等の情報を豊富に持つ人材紹介会社等の支援を活用するのがベターです。

 

 

 

2)自分の成功体験を纏める
 これまでの職歴で具体的にどういった貢献をしてきたかを纏めることです。ここでは仮に「貢献書」といいます。これは職務経歴書とは違います。職務経歴書とは、「海外市場調査」とか「予算書の策定・上程」、「営業開拓」等が主な内容となりますが、一方「貢献書」は、「一四半期に新規顧客を○○社獲得した」「部門売り上げを対前期比160%にまで伸ばすことに貢献した。」など具体的に会社に導いた利益・メリットを記述したものです。更にこれを元に、転職した暁には、「○○をします。」とった抱負を記載します(又は述べます)。こうすることで具体的な戦力イメージがつかみやすくなりますから採
用担当者の注目を集めます。更により効果的に自分をアピールすることができます。

 

 

 

3.まとめ

 35歳で転職しようか、止めておこうか迷ったら、まず転職に向けた活動をすることをお勧めします。但し、決まるまでは現職を辞めないこと、これはいつの転職でも鉄則です。
 求人票には、応募資格を「35歳位まで」としているところや明記していなくても実際にはやはり「35歳位まで」が実情であるため、いわゆる35歳限界ラインが圧倒的に多いことを考えれば、最期の転職期だということも言えます。勿論現状に満足しているなら転職などしない方がいいわけですが、会社の将来に不安を感じたり、採用企業の事業内容や経営理念、社風等に共鳴したら転職にチャレンジするのも一考かもしれません。

 

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